HOME
ユーザーと企業の真ん中に立って、
コミュニケーションの担い手となる
グラフィックデザイナー 濱津 武史さん
グラフィックデザイナー
濱津 武史さん

はまつ たけし
三重県出身。デザインの専門学校を卒業後、クリエイター養成塾で板倉 忠則氏に師事を受けて商業デザインを学びデザイン会社へ就職。その後フリーでの活動を経て現在はデザイン事務所に所属。
  子供のころ、特に男性は一度は箱にデザインされたフィギュアほしさに「チョコエッグ」を買ってしまった経験があるのではないだろうか。そんな子供達に喜びを与えるチョコエッグのパッケージデザインを、濱津さんは今担当している。
 学生時代からイラストを描くのが好きで、キャラクターデザインに興味を持ってからは、積極的に実績のあるデザイナーから学び、自らを売り込むための作品を作ることに意識を向けたそうだ。一見おとなしく見えるが、実はさまざまな分野の人たちとの会話を楽しむ人なつっこいキャラクターで人脈を広げている。その成果で、フリーでの活動中に大阪で行われた見本市「フードテック2004」のポスターとチケットのデザインを手がけたこともある。そのときに、地下鉄の駅構内に自分の作品がドンと大きく貼り出されているのを偶然見つけ、自分の作品がいろんな人の目に触れていることへの感動がじわじわ沸いてきたという。その後も「ロボカップ2005大阪世界大会」などのイベントのポスターデザインや、メンバーの一人が友人であるハードコアバンド「pukelization」のジャケットのデザインを手がけた。
 だが、現在は自由に描いていたフリー時代とは一変した新たな分野へ取り組んでいる。教科書のデザインや薬品のパッケージなど、企業のイメージを作り出す商品のデザインである。社内でのプレゼン、クライアントへのプレゼンを経て商品化につなげるため、商品のテーマをきちんと表現し、かつクライアントのニーズにはまるデザインを生み出すことに挑戦している。チョコエッグのパッケージデザインもその一つ。濱津さんが担当する前までは「おまけ」の写真を載せていたが、メーカー側から「イラストでやってみませんか」という打診があった。受けたものの、初めは実物に近い感じを出すことが思ったとおりにいかず、試行錯誤の毎日だった。担当してから約2年たった今、商品を楽しみにしている子供達を意識しながら、ようやくおもしろいと感じて描けるようになった。
 濱津さんの夢は、企業ロゴを手がけること。ブランド戦略の本を読んで勉強もしている。また、印刷物にとどまらず動画作品も作ってみたいという。自分の作風を押し通さず企業デザインを手がけたことで成長した濱津さん。より多くの人に愛される作品をこれからもさらに増やしていくだろう。


NCF NET
mail
クリエイターめぐり/なんばクリエイターファクトリー/大阪、難波から始まったクリエイターのネットワークサイト
powered by 自由人ススムワーク