HOME
表現は交流あってこそ
磨かれていくもの
古本喫茶 伽羅 オーナー藤昇さん
古本喫茶 伽羅 オーナー
藤 昇さん

ふじ のぼる/京都府出身。2002年に大阪市北区中津にカフェ&ギャラリー「伽羅」をオープン。古本販売をメインに行う形態へ転換した後、2005年に移転し、「古本喫茶 伽羅」をリニューアルオープンした。

入りやすい空気が安心感を生む
街の「古本屋さん」

 昭和を髣髴とさせるレトロな雰囲気が懐かしさを感じさせる、中津商店街に程近い「古本喫茶 伽羅」。この店の店構えもまた、この商店街に馴染む和のテイストだ。ひとたび店内に入れば、古本屋独特のかび臭さもなく、奥には家でくつろぐようにごろんと寝ながら手に取った本を読みたくなる、4畳のこじんまりしたスペースの和室が。店名についた「喫茶」のとおり、お茶しながらの読書もOK。立ち読みも大歓迎。徹底した和のこだわりと、サブカルチャー・美術を中心にしたノンジャンルの本のラインナップが、若い人も古本ビギナーも気軽に入って本を探せるオープンな雰囲気を作り出している。
 学生時代から舞台芸術や映像制作に関わってきた、店主の藤さん。自分の知っている世界以外の人たちとの交流の場を作ろうとカフェを始めたが、内輪の仲間しか集まらず寂しさを感じていた。そんな藤さんに知人がアドバイスしてくれた。「古本置いてみたらおもろいんとちゃうか」

古本喫茶 伽羅

ミーハーすぎず、マニアックすぎず。
本好きのツボをつき遊びながら商売を楽しむ

 本は昔から好きだった藤さん。早速自分の好きなサブカルチャー系を含めた古本を入手し販売を始めたところ、通りがかりの本好きな人も店に集まるように。古本と気づかずふらっと店に入っても、手にとってみて興味があれば買ってくれる。古本は人を引き寄せ、さらには商売にもなる、そして外との接点も作ってくれる。予想以上の反響は、藤さんの好奇心をかきたてた。さらに、今の場所に移転すると、年配の方も含めたより広い年齢層の近所の人たちが顔を出してくれるようになった。彼らの持ち込んてくれた本を買い取ってそれまで入手できていなかったジャンルの本も集められたことで、オフィシャルサイトから通信販売をスタートした。すると、サイト上の品そろえに興味を持った人が、実際に手にとって選びたいと店に足を運んでくれるようになった。
 藤さんにとって古本は商売道具でもあるとともに、販売という商いは自己表現のツールであるし、出会いを楽しむ場でもある。店、お客様、本1冊1冊への思いが自然と人を引き寄せるのだろう。(取材/C.Maruyama)

古本喫茶 伽羅

古本喫茶 伽羅(ふるほんきっさ・きゃら)
大阪市北区中津3-17-2  TEL:06-6372-8525
【住所】
14:00~20:00
定休日:毎週月・火曜日&祝日
【営業時間】
■古本喫茶 伽羅からのお知らせ
“トンデモ本”大募集!!
トンデモ本(カルト)本をぜひお寄せください!
価値のあるなしに関わらず、古本喫茶伽羅の主旨に合った世の中の埋もれた本を買い取り・収集したいと思います。
問い合わせは古本喫茶 伽羅まで。
NCF NET
mail
クリエイターめぐり/なんばクリエイターファクトリー/大阪、難波から始まったクリエイターのネットワークサイト
powered by 自由人ススムワーク