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演劇と音楽
両方のタクトを取って創る充実
俳優・劇作家・演出家・チェロ奏者・指揮者  田中 宗利さん
俳優・劇作家・演出家・
チェロ奏者・指揮者
田中 宗利さん

たなか むねとし/大阪府出身。ピアノを西宇弘子、故・永井誠、両氏に、チェロを田中賢治氏に師事。チェロ奏者・チェロ講師・指揮者であるとともに、劇団ひまわり大阪所属の俳優としても活動し、脚本執筆や演出も行っている。作・演出の『コロッセウム三部作』(2004年度大阪文化祭参加)ではテーマ曲の作曲も手がけた。
 京都在住のアマチュアと社会人のプレーヤーを中心に構成されている京都プレザントオーケストラ。毎年1月または2月に定期演奏会を開催しており、2008年には4回目を迎える。田中さんはオーケストラが結成されて以来全ての演奏会で指揮を務めている。月に1~2回の練習でも指揮をし、メンバーの頼れる存在となっている。今回の定期演奏会では出身国が異なる作曲家の曲を選曲、曲の合間に司会者と田中さんが曲の解説をし、演奏者もお客様も楽しめる構成となっている。

 指揮者としての田中さんの活動は、京都プレザントオーケストラを含む、京都市内に活動拠点を置く社会人・アマチュアのオーケストラの練習や演奏会本番での指揮が中心。アマチュアのオーケストラは演奏者の経験がそれぞれ異なるが、定期演奏会は年に1~2回なので時間をかけてじっくり作りこめる。田中さんは曲のイメージを最大限に表現するために、演奏者みずからが「技術を向上させたい」と思うような練習を心がけ、技術面での[N1]細かいアドバイスも行っている。曲の中ではメロディー、ハーモニー、リズムの役割が楽器ごとに次々に変わっていく。今どの楽器がメインなのかを事前に演奏者以上に理解することで、各楽器のよさを引き出し、曲のイメージに近づく演奏プランを打ち出す。そうすることでオーケストラ全体がまとまっていくのだという。指揮者として音楽に関わるようになったのは大学卒業後からだが、チェロを弾いてきたことが指揮にも生かされている。チェロは曲の中でメインとなったり裏方になったりする楽器なので、常に曲全体の構成を意識していた。また、大学時代にさまざまな指揮者の元で演奏していたことで、周囲に請われて指揮者として活動が始めた当初から、自分ならどんな指揮で演奏者と相対するかを考えることができた。

 田中さんの年間の活動の半分は大阪で演劇、半分が京都で音楽。マルチな活動とよく周囲から言われるそうだが、オーケストラの指揮と演劇の演出は、田中さんが追求する「素材を活かし引き出して作品を作りあげる」点では共通である。そして、どちらも単独でのプレイヤーとしてでは決して味わえない醍醐味もある。

 いつかクラッシックの演奏と曲の解説を芝居仕立てで見せる作品を作り、クラシック音楽に、まだまだ知られていない魅力があることを伝えたいと語っていた田中さん。2008年3月にはモーツァルトの曲のモチーフにした、曲の生演奏と芝居が盛り込まれた作品の上演を控えている。夢は一歩ずつ近づいている。

■イベント
京都プレザントオーケストラ
第4回演奏会

2008年1月27日(土)14:00/19:00開演
入場無料(全席自由席)
会場:京都府立文化芸術会館
http://www.h6.dion.ne.jp/~bungei/ 曲目/
ベートーベン 交響曲第1番 ハ長調 作品21
デュカス バレエ『ラ・ペリ』から「ファンファーレ」
グリーグ 「ペール・ギュント」から「山の魔王の宮殿にて」
ハチャトゥリャン 組曲「仮面舞踏会」から「ワルツ」「ノクターン」
芥川也寸志 交響管弦楽のための音楽
指揮/田中宗利

問い合わせ先:京都プレザントオーケストラ
http://kpokpo.at.webry.info/

■イベント
ART COMPLEX 1928提携公演
作戦ガラパゴス Mission1
「コンスタンツェ モーツァルト」
作/前原謙一 構成・演出/田中宗利(劇団ひまわり)
2008年 3月 6日(木)19:00開演
3月 7日(金)14:00/19:00開演
3月 8日(土)14:00/19:00開演
3月 9日(日)13:00/17:00開演
前売 3,000円 当日 3,500円
会場:ART COMPLEX 1928
http://www.artcomplex.net/ac1928/<

問い合わせ先:フロントフィールド
TEL:075-255-9578
http://www.front-field.com/
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